多様性血統理論「B-Skill」

2006/11/30

阪神半疑

今日は銚子電鉄に乗ってきました。いやぁ・・・実に萌える。カーブごとに豪快に揺れる吊革。慣れないと酔いそうな匂いを発する木の床。最高です。ぬれ煎餅も大量に購入してきました。まぁ、この話は後ほど。



さて今週のテーマ。阪神競馬場の新コースをいかに攻略するか・・・を今日は書きたいと思います。まず真っ先に目に付くのは新設の外回りコースですし、今週のG1もそこで行われますので、やっぱり気になりますよね。

阪神コースと言えばかつては完全おにぎり型コース。横を流れている水路の関係でどうしても・・・だったのですが、3コーナーと4コーナーの間にフォルスストレート(偽直線)があったのですが、91年の改装でそれは一応廃止されました。

それでも4コーナーを緩くするために3コーナーが強引な角度で曲がっており、やはり走りにくいコースであることに変わりはありませんでした。例えば阪神2500mというレースは、時折「なんでこの血統が距離をこなすの?」みたいな馬が粘ることがありましたが、急カーブを利用した「ストップ&ゴー」という特徴があったことを考えると、それも仕方ないかな、と。

内回り芝についてはダートコースの3コーナーの半径が10m広がったことにより、多少芝の3コーナーも影響を受けたはずです。またかつての2500m用のポケットが廃止されたこともあり、少し緩くなったとは思います。少なくとも「フォルスストレート」は完全になくなったと言えるはず。これまでは2500mのスタート直後にできるだけ真っ直ぐ走らせるために、ある程度昔のフォルスストレートを残していたと思いますので。

だから内回りについても、芝ダートともに3コーナーでつっかかる感じがなくなり、従来ほどの外枠不利はなくなったと思ってます。以前よりはスピードを殺さずに曲がれるので、長く脚を使うタイプが以前よりは有利になったとは思いますが・・・それでも4コーナーの角度が大きい分、まだインで粘っていく小脚タイプ有利になるのは仕方ないでしょう。



さて外回りコース。この3・4コーナーの形は日本の芝コースではこれまでなかった形状です。京都に似てると思ってはいけません。京都は事実上フォルスストレートがあるのです。だからそこからエンジンをかけて加速して、ラスト3ハロンを33秒フラットで走るなんて芸当ができるし、ジリ脚血統がロングスパートで抜け出すこともできるのです。他のコースならまずスペシャルウィークやエアグルーヴには勝てないはずのセイウンスカイやメジロドーベルが勝ってしまうのが京都の特徴です。

じゃあ阪神外回りは?となると、私の仮説では「ロングスパートタイプより、一瞬の切れ味タイプが強い」コースということ。エアグルーヴがメジロドーベルに勝ち、スペシャルウィークがセイウンスカイに勝つコースということになります。



なんでそうなるか。その理由の第1は「コーナーの曲線部分が長い、いや長すぎる」から。曲線部分でトップスピードに持っていくのは非常に困難な芸当で、なおかつ事故も置きやすいため、普通のジョッキーならまずやりません。しかも阪神は今回の改装で直線が500m近くなりました。そうなると、無理にコーナーで加速するよりも、直線に入ってから加速しても間に合うことになります。

そして「徐々に加速するタイプ」にとっては、コーナーが長いことで、その区間を助走に使えるというメリットにもなるはずです。逆に京都が得意なタイプにとっては、そこでトップスピードに持っていけないので、最後にかなり無理をして急加速する必要が出ます。そこで第2の理由「最後の坂」でばったり止まる・・・ということになりそうです。

まして長く脚を使えないアメリカンタイプは、下り坂でごまかすことができません。確かに直線の最初が緩い下りとはいえ、相当ギリギリまで引き付けないと坂で止まることになるでしょう。開幕週のパンパン馬場以外ではまず脚がもたないはずです。

B-TYPEで言えば、遺伝形質O型が最も強くなりそうなコースで、次いでA型、そしてB型となると思います。新潟にある程度近い傾向を示すのではないでしょうか。別サイトで書いたネタですが、ジャングルポケット産駒は東京より阪神で強さを発揮すると見ています。



武豊騎手が「強い馬が勝つコースになりそう」と発言しましたが、彼の頭にあるのがどの馬なのかがポイントですね(笑)。サイレンススズカでは勝てないと思いますが、ディープインパクトやスペシャルウィークなら強そうです。というか、おそらくディープインパクトのことをイメージしていたんだと思うんですが・・・

あと面白いのが内田浩騎手で「接戦が多くなりそう」というコメント。これも面白いですね。接戦が多いということは「仕掛けどころが遅い」ということ。これは暗に「直線が長いからって最初からバンバン行くことはないよ」というのを表してますね。



ただ問題は地盤。91年の大改修では路盤を掘り起こして洋芝を植えたため、地面がボコボコになってしまいました。その結果芝がやたらはげるわ、タイムがめちゃくちゃかかるわで大混乱を引き起こしたということがありました(その反面、なんと競走中止が1開催で1頭も出ないという記録も生まれた)。

果たして今回はどこまで路盤を整備したのか?というのがあります。ただ当時は洋芝のノウハウがなく、タテに根が伸びる洋芝を根付かせるために、わざと柔らかめにしたという背景もあります。今は整備した地面でも洋芝を植える技術ができたので、昔ほどはひどくならないでしょう。

あと今回の外回りコース、実は日本で2つ目の「途中で橋を渡る」コース(ちなみにもう1つは浦和)。浦和だと橋を渡るのがイヤという馬がいると言いますが・・・阪神はどうなんだろ。さすがにそれはわかりません(笑)